【有効期限に注意】技能実習生のマイナンバーカードと保険証
はじめに
技能実習生にとって、日本での生活をスムーズに過ごすためには、マイナンバーカードと健康保険証が不可欠です。2024年12月2日からは、現行の健康保険証は新規発行されなくなり、マイナンバーカードが保険証となります。
これらのカードには有効期限があり、更新を怠ると日常生活に支障が出ますが、その有効期限は日本人と技能実習生で異なることをご存知でしょうか。
この記事では、技能実習生が知っておくべきマイナンバーカードと保険証、さらにマイナ保険証の基本情報、有効期限、更新手続きについて解説します。
マイナンバーカードと保険証の役割
マイナンバーカードとは?
マイナンバーカードは、個人番号(マイナンバー)が記載された顔写真付きのICカードです。このカードは日本における行政手続きやサービスの利用において重要な役割を果たします。例えば、銀行口座の開設や税務手続き、医療機関での保険証としての利用など、幅広い場面で必要とされます。
保険証について
保険証は、技能実習生が日本で医療サービスを受ける際に必要なものです。健康保険の加入者であれば、病院や薬局での診療や処方箋の受け取りが自己負担額を軽減する形で利用できます。技能実習生は、雇用先の会社を通じて健康保険に加入することが義務付けられており、これにより日本での医療サービスを円滑に受けることが可能となります。
マイナ保険証とは?
マイナ保険証は、マイナンバーカードに健康保険証の機能を紐付けたものです。これにより、従来の紙の保険証を持ち歩く必要がなく、マイナンバーカード1枚で医療機関を利用することが可能になります。ただし、マイナ保険証の利用にあたっては、事前にマイナンバーカードと健康保険証を紐付ける手続きが必要です。
有効期限に注意
マイナンバーカードの有効期限は、在留期間の満了日と同じです。つまり、技能実習生の在留カードの有効期限と完全に連動しています。したがって、在留資格の変更や在留期間の延長を行う際には、必ずマイナンバーカードの更新手続きも行う必要があります。在留期間が更新されても、マイナンバーカードの有効期限は自動で延長されないため注意が必要です。
マイナンバーカードの有効期限が過ぎてしまった場合の再交付には手数料がかかりますが、マイナンバーカードの有効期限までに在留期間の更新許可が下りないことが見込まれる場合には、2か月間の特例期間が設けられますので、マイナンバーカードの有効期限を延長してください。
更新手続きにはさまざまな書類が必要であり、事前に必要な書類を確認し、準備を整えておくことでスムーズな手続きが可能となります。
参考:マイナンバーカードを作って、便利に生活しましょう!(出入国在留管理庁)
まとめ
技能実習生にとって、マイナンバーカードと保険証は日本での生活に欠かせないツールです。しかし、これらのカードには有効期限があり、適切なタイミングでの更新が求められます。更新を怠ると、行政手続きや医療サービスの利用に支障が生じる可能性があるため、日頃から有効期限を確認し、余裕を持った対応を心掛けましょう。