技能実習生が肌で感じた驚きの日本文化

技能実習生が肌で感じた驚きの日本文化

はじめに

技能実習生が日本で働き始めると、多くの場面で日本独自の文化や習慣に触れることになります。SNSやインターネットを通じて事前に日本文化を知っている技能実習生もいますが、実際に日本で生活してみると、想像以上に驚くことや戸惑うことがあるのが現実です。本記事では、技能実習生が実際に経験した文化の違いを紹介し、日本での生活や仕事を通じてどのように適応していくのかを見ていきます。


技能実習生が驚いた日本の文化の違い:10のエピソード

1. 5分前行動の文化

  • エピソード
    • 技能実習生Aさんは、日本で「5分前行動」が重視されていることに驚きました。仕事の始業時間より前に準備を整えたり、会議の開始時間前に全員が席についている光景に感動。
    • 「時間をしっかり守ることで全体の効率が上がることを実感した」と話していました。
  • 母国との違い
    • ベトナム: 時間が柔軟に扱われることが多く、厳密に守られることは少ない。
    • ミャンマー: 時間に寛容な文化が根付いており、始業時間ぎりぎりに到着することも珍しくない。
    • インドネシア: 「ジャム・カレッ」(ゴム時間)と呼ばれる柔軟な時間感覚があり、日本の厳密な時間管理に驚く技能実習生が多い。

2. 仕事中の「無言時間」が長い

  • エピソード
    • 技能実習生Bさんは、作業中にほとんど会話がなく、皆が黙々と仕事をしていることに驚きました。
    • 母国では仕事中も同僚と雑談を交えながら作業することが普通だったため、「日本人はとても真面目で静かだ」と感じたそう。
  • 母国との違い
    • ベトナム・ミャンマー: 仕事中でも同僚同士の会話が多く、チームワークの一環として雑談が許されることがある。
    • インドネシア: 仕事中にリラックスした会話をすることは一般的で、日本の「集中モード」に驚く実習生が多い。

3. 上司や先輩の指示を待つ文化

  • エピソード
    • 技能実習生Cさんは、作業中に「自分で判断して進めていいのか」と迷うことが多かった。
    • 母国では上司が細かく指示を出さないことも多く、自分の判断で進めることが求められるが、日本では「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」を徹底しないといけないと知り、最初は戸惑った。
  • 母国との違い
    • ベトナム: 柔軟な働き方が多く、部下が自分で決める場面も多い。
    • ミャンマー: 上司の指示を待つことはあるが、厳密な「報告・連絡・相談」文化はあまりない。
    • インドネシア: 日本ほど細かく作業の進捗を報告する文化はなく、ある程度の裁量が任される。

4. 近所付き合いが少ない

  • エピソード
    • 技能実習生Dさんは、日本では近所付き合いがほとんどないことに驚きました。
    • 母国では近隣の住民同士がよく交流し、食事をしたり一緒にビールを飲んだりすることが多いため、日本の「プライバシーを重視する文化」に戸惑ったそうです。
  • 母国との違い
    • ベトナム: 近隣の人々との交流が盛んで、家族のような関係性を築くことが一般的。何も気にせずカラオケを外で行っています。
    • インドネシアミャンマー: コミュニティ意識が強く、困った時には近所の人にすぐ助けを求める文化がある。

5. 温泉文化

  • エピソード
    • 技能実習生Eさんは、日本の温泉に初めて訪れた際、「なぜ裸で入るのか?」と戸惑いました。
    • 母国では公共の場で裸になる習慣がなく、最初は抵抗があったが、周囲の日本人がリラックスしている様子を見て、徐々に慣れていったそうです。
  • 母国との違い
    • ベトナム: 温泉の文化はほぼなく、銭湯のような施設も少ない。
    • ミャンマー: 水浴びの文化はあるが、公共の場で裸になる習慣はない。
    • インドネシア: イスラム文化の影響が強いため、公衆浴場で裸になることはほぼない。

6. 自動販売機の多さと安全性

  • エピソード
    • 技能実習生Fさんは、日本の街中のあらゆる場所に設置されている自動販売機に驚きました。
    • 特に、夜間でも壊されることなく利用できることが、日本の治安の良さを象徴していると感じたそうです。
  • 母国との違い
    • ベトナム: 自動販売機は都市部に限定されており、盗難や破壊されるケースもある。
    • ミャンマー: 自動販売機はほとんどなく、店舗で直接購入するのが一般的。
    • インドネシア: 一部の観光地では見られるが、日本ほど普及していない。

7. ゴミの分別の細かさ

  • エピソード
    • 技能実習生Gさんは、日本のゴミ分別のルールの細かさに戸惑いました。
    • 「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「プラスチック」「ペットボトル」「紙ごみ」などの分類があり、それらは母国の日本語学校でも習いました。
    • しかし、ペットボトルのラベルや、粗大ゴミ、モバイルバッテリーなどは、どこに捨てればいいのか分からず困ったそうです。
  • 母国との違い
    • ベトナム: ゴミの分別はほぼ行われておらず、一括で廃棄することが一般的。
    • ミャンマー: 一部の都市部では分別が始まっているが、日本ほど細かくない。
    • インドネシア: リサイクル活動は増えているが、まだ分別ルールは厳しくない。

8. 仕事の進め方が「とても計画的」

  • エピソード
    • 技能実習生Hさんは、日本の職場での仕事の進め方が非常に計画的であることに驚きました。
    • 作業ごとに事前にスケジュールが細かく決められており、突然の変更や即興の対応が少ないことが新鮮だったそうです。
  • 母国との違い
    • ベトナム: 状況に応じて柔軟に対応する文化があり、日本のように計画を厳格に守ることは少ない。
    • ミャンマー: 大まかな計画は立てるが、臨機応変に変わることが多い。
    • インドネシア: 仕事の進め方は比較的柔軟で、日本ほどの計画重視ではない。

9. 昼休みの過ごし方

  • エピソード:
    • 技能実習生Iさんは、日本の職場では昼休み中に皆が静かに食事をすることに驚きました。
    • 母国では昼休みは同僚と交流する時間という考え方が強く、日本の「静かに過ごす」文化に戸惑ったそうです。
  • 母国との違い
    • ベトナム・ミャンマー・インドネシア: 昼休みは同僚と雑談をしながら食事をするのが一般的で、日本のように個々で静かに過ごすことは珍しい。

10. 電車の駅の複雑さ

  • エピソード
    • 技能実習生Jさんは、東京駅構内で迷子になり、30分間改札を出られませんでした。
    • 乗り換えられる路線が多く、また外に出てしまったり間違えてしまうと料金が発生してしまうため、立ち往生してしまったそうです。
    • 特に大都市圏では、同じ駅名でも路線によって駅の構造が異なるため、初めて利用する人は戸惑いやすいです。
  • 母国との違い
    • ベトナム・ミャンマー・インドネシア: 公共交通機関が発展途上であり、鉄道が主要な移動手段ではないため、日本の電車の使い方に慣れるのが難しい。

まとめ

技能実習生が日本で経験する文化の違いは、単なる驚きだけでなく、日本の働き方や生活のスタイルを理解する重要な機会になります。SNSなどを通じて事前に知っていた情報があったとしても、実際に体験して初めてわかることが多いのが日本文化の特徴です。各国との違いを理解し、技能実習生が日本社会にスムーズに馴染むための環境を整えることが受け入れ企業にとっても重要な役割となります。

協同組合Keep on Heartでは、このような事例についても現地日本語学校と連携し、できるだけ教育に落とし込むようにしています。もし技能実習生の受け入れに興味がございましたらぜひお問い合わせください。